勘違いしてしまう前に

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相談に行こう

うつ病では食欲が激減して、体重が落ちてしまうことが多いです。こうした症状が出る原因は、食べるという意欲と食べ物を味わうという喜びそのものが失せてしまうからです。食べる行為は、意外とエネルギーを要します。食事ができないことで、ますます体力の低下につながります。うつ病は熟年期に発症しやすいため、食欲低下や体重減少がみられると、精神疾患よりも先にガンを疑う人がほとんどです。そういった点からまずは内科や外科を受診してガンや他の疾患を否定してもらうというのは、正しい行為です。精神科も血液検査や糖尿病の有無は確認することはありますが、心配事は解消しておいたほうが賢明です。さらにうつ病では、自律神経が失調します。そのため、唾液の分泌が悪くなり口の中が乾きやすく、ネバネバして気持ち悪いと訴える人が少なくありません。唾液の分泌が少ないと、食欲も落ち込みますし味覚も鈍くなり、胃腸の動きも鈍くなることが多いです。そうなると便秘になりがちで、身体は重苦しく違和感に満ちてきます。さらに、うつ病患者のおよそ6割は鈍痛を感じています。何か重い病気なのかもしれないと勘違いしてしまう前に受診することが大事です。うつ病になる人々の地域差や時間差、家族さなどの研究が重ねられていますが、それぞれの研究者がうつ病をどんな病気なのかという見解が一致していないと本質は明らかになってきません。これまで心の病は数値でわかる基準がなく、精神科医によって診断が異なることが多かったというのが実情です。そこで、症状などをもとに世界基準というものが設けられ、現在はその診断法をメインに使用している医療機関がほとんどです。近年、うつ病患者は世界中で増加傾向にあり、日本も例外ではありません。特に女性や若年層のうつ病が深刻化してきています。うつ病の症状などに関して詳しく知りたい、あるいは専門の医療機関を知りたいときには、地域の保健所や保健センター、精神保健福祉センターなどの相談窓口を利用可能できます。早期に発見して治療を受けることができれば、それだけ早い回復が可能です。放っておいてもすぐに治るというように、自己判断で軽く考えるのはやめて、相談に行くことが何よりも大事です。もし、本人が躊躇する場合には、家族でも相談することができます。